思い出の日

70％の老人が同じ理由で人生を後悔しているらしいです。

それは、、

「チャレンジしなかったこと」

３月２１日は２７年前にプロデビュー戦のリングに上がった特別な日。

高校1年生でボクシングを始めましたが、1年も経たずにあの阪神淡路大震災が起こり、毎日のように通っていたジム（神戸拳闘会）は突然閉鎖されました。

その後、期間を置いて計10回程ジムを訪れるも一向に再開される事はありませんでした。

17歳からプロテストが受けれるという事を知っていたのですが、突然ジムが無くなった事でそんな目標も無くなり、その後なんとなく普通に就職し、ギャンブルやタバコや遊びもする不健康な生活に。

数年そんな生活を続けるも、心にぽっかりと穴が開いたような、なんだか物足りない日々。

あぁなんとなく普通にこのまま一生を終えてしまうのかなぁ。。

そんな時、読んでいた本には「世の中くよくよ悩むような出来事はほとんど小さな事であり、死ぬ間際には覚えてもいない。逆に、自分が死ぬ間際を想像して後悔するような事は重要な事。」というような事が書いてありました。

いいのかこのままで？

死ぬ時に後悔しないのか？

自問しました。

答えは、

「ボクシングをちゃんとやってない。間違いなく死ぬ時に後悔する。」

でした。

「決める」事は「捨てる」事。

タバコもギャンブルも遊びも辞め、雑誌で会社帰りに通う事が可能なボクシングジムを調べ、また通いだしました。

長い間の不摂生な生活で、なまりきった身体は全然思ったようには動きませんが、失った時間を少しでも取り返したい思いで出来るだけ毎日通いました。

そして膝の怪我等で、また数年ブランクを作ったり、仕事も多忙を極めたりと、なんやかんやありましたが、26歳の時にプロライセンスを取得し、プロデビューを果たした時には27歳になっていました。

当初の予定よりすでに10年という月日が経っていました。

普通の選手はそろそろ引退を考える頃で、会社に勤めだす頃かもしれません。それとは間逆の形になりました。

デビュー戦にも関わらず、自分なんかの為に78人もの人がチケットを買って観に来てくれた。

最高の瞬間と一日でした。

若いし細いなw

リバウンドさせたろ～思って直前の２週間で減量－７キロはやりすぎた💦

しかし、どこで右拳を骨折したのかは未だにわからんw

そして本日、野球のWBSも大逆転した日となり、感動的な結末となりました。